2005年8月1日に知った、父が浮気していたという現実。
それ以来、両親は何度もこの“浮気問題”について話し合ってきました。
「離婚するのか」「祖母の介護はどうするのか」など課題は山積みでしたが、
肝心の父の心はどこか違うところに行っていました。
〜2005年 9月〜
ボクは父と腹を割って話し合う決心をしました。
息子として、家族として、とてもツライ決断でした。
普段から会話の少ない父子ではありましたが、まさか“父親の浮気”について話し合う
ことになるとは、少し前まで思ってもいませんでした。
夜、重い空気が立ち込めるリビングルームにて、親子3人での話し合いが始まりました。
「あなたは私たちのこと、どう思っているの?」最初に口を開いたのは母でした。
しかし父はずっと黙っていて、テーブルに足を乗せ、タバコをふかす始末。
そのうち父はこちらの質問に対し、
「んー」とわずらわしそうな、適当な返事をするように
なりました。
「もう私たちのことはどうでもいいの?」「んー」「どうでもいいのね?」「あぁ・・・」この瞬間、ボクは頭の中は真っ白になりました。
何が何なのか、わからなくなりました。
胸が苦しくなりました。
心が張り裂けそうでした。
父親に捨てられた。それだけが頭の中を廻るようになりました。
この世から、消えてしまいたいと思いました。
涙も出ませんでした。
母は
「ゴメンなさい」「ホントにゴメン」「こんな人とは思わなかった」と、土下座して
ボクに謝り続けました。